千葉市、日本調剤、ダイヤサービス(千葉県千葉市)などが参加する共同企業体は2023年12月20日、ドローンと地上配送ロボットを連携させたマンション個宅への医薬品宅配の実証実験を実施する。

 当日は、千葉市美浜区の幕張新都心にあるマンション「幕張ベイパーククロスタワー&レジデンス」付近に設置したドローンポートまでドローンを飛行させて、ドローンの積載物(模擬の医薬品)を地上配送ロボットに自動的に積み替え、地上配送ロボットがマンション個宅の玄関前まで配送する。その間、人手が関与するのはマンションのエレベーター操作と乗降だけとなる。ドローンはマンション近くの花見川河川敷で離陸し、マンションに隣接する若葉3丁目公園の上空を飛行する。

ドローンの飛行ルートと地上配送ロボットの走行ルート(出所:千葉市)
ドローンの飛行ルートと地上配送ロボットの走行ルート(出所:千葉市)
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 共同企業体はダイヤサービスが実施主体となり、全体統括、運航管理、各種調整を担当する。このほか共同事業者として千葉市、SBS即配サポート(東京都江東区)、協力事業者として日本調剤、三井不動産レジデンシャルサービス(東京都江東区)、ブルーイノベーションが参加する。

 千葉市は地域ステークホルダーとの調整、三井不動産レジデンシャルサービスはマンション住民との連絡調整、SBS即配サポートと日本調剤はビジネスモデルの検証、ブルーイノベーションはドローン機体やドローンポートの貸し出しと技術支援を担当する。

実験に使用するACSLのドローン「PF2」(左)とブルーイノベーションのドローンポート(右)(出所:千葉市)
実験に使用するACSLのドローン「PF2」(左)とブルーイノベーションのドローンポート(右)(出所:千葉市)
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 今回の実験は、国土交通省の補助事業「」の1つとして実施される。同事業は、レベル4の自動飛行に対応するドローン物流やドローンと連携する自動配送ロボットの社会実装を目的としており、2023年2月に公募、5月末に10の事業を採択している。

 一方、千葉市は東京湾臨海部の物流倉庫と幕張新都心のマンション個宅を結ぶ「ドローン宅配構想」を目標に掲げており、今回の実験とは別に、2016年から複数回にわたってドローン物流の実証実験を実施している(関連記事)。