岡山県総社市は2023年12月8日、総社市のLINE公式アカウントに開設した「総社市スマホ市役所」からのプッシュ型通知サービスを開始した。同サービスは、マイナンバーカードを使って事前登録した住民に、給付金などのお知らせをプッシュ形式で通知するもの。サービス第1弾として住民税非課税世帯に対する追加給付金のお知らせをプッシュ型通知サービスの対象とした。

総社市スマホ市役所のプッシュ型通知サービスの特徴(出所:Bot Express)
総社市スマホ市役所のプッシュ型通知サービスの特徴(出所:Bot Express)
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LINEでの事前登録(左)と給付金のプッシュ通知および申請(右)(出所:Bot Express)
LINEでの事前登録(左)と給付金のプッシュ通知および申請(右)(出所:Bot Express)
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 このサービスでは、LINE公式アカウントからのプッシュ型通知で総社市からのお知らせを受け取った給付対象の住民は、その内容を「確認」するだけで、給付金の申請作業が完了する。市では通知書の郵送などを簡略化することで、年内の給付を実現できるとしている。

 プッシュ型通知サービスは、総社市LINE公式アカウントとBot Express(東京都港区)の官公庁専用のLINE機能拡張アプリケーション「GovTech Express」を連携させて実現した。総社市とBot Expressは2023年7月に「スマホ市役所設立連携協定書」を締結し、総社市LINE公式アカウントに総社市スマホ市役所を開設している。

 協定書では、総社市がサービスのプラットフォーム(米セールスフォースのシステム)利用に要する費用を負担し、それ以外に発生する費用の負担は両者がその都度協議して決定するとしている。プッシュ型通知サービスは、この総社市スマホ市役所の主要機能の1つとなるもので、協定の締結を発表した7月にはデモンストレーションを実施している(関連記事)。

 総社市スマホ市役所が提供しているプッシュ型通知以外の機能としては、未就学児児童給食費等支援金の申請手続き、災害時の避難所検索、ごみの分別や収集日通知、道路の不具合通報、生成AI(人工知能)を利用した対話型応答サービス(マイナンバーカードによる健康保険証利用や給食費相当額の無償化への問い合わせ、総社市のイメージキャラクターであるチュッピーとの会話)などがある。